<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
修行者は、以下の点に注意する事:
1)四念処を修して、涅槃に到達する道は、仏陀の教えに基づくものである。修行者の、修行による成果は、四念処修法の自然性と天賦、前の生においてなした修行体験における助縁、忍耐心、気力と、苦を滅する修行・実践への貢献の度合いによる。
2)四念処は、心の仕事であり、心は常に、座る色身、立つ色身など等を、観照する事に用いられる。
<あなたが座っている><あなたが立っている><あなたが歩いている>という邪見を(+正見に)変えるーーそのことを通して、無明煩悩を断じ除くのである。
煩悩を断じ除く方法は、正しい修行を実践する事ーーただひたすら、思考したり、推理しても、役に立たない。
もし、あなたが正しく修行する事ができたならば、あなたは正確な結果と智慧を得ることができる;
正しい智慧が生起する時、あなたは、心の三法印(無常・苦・無我)を体験・体得する事ができる。
所縁(身・心)は、非常に重要である;
所縁を正しく観照して、三心(精進、正念、正知。明覚、覚照とも)を誘発し、身・心の実相、非你(=あなたではない)、非自我(=エゴではない、エゴなどない)、無常かつ苦である事を照見するーーその後において、修行者は、身・心の禍と危険性を体験・体得し、それは捨て去られるべきだと知り、智慧を体験・証悟して、生死輪廻を断じ除くのである。
(4-5につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>