<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
3)修行者は、察覚力を保持し、三心が、<今・ここ>から離れていないかどうか、知らなければならない。
そうすれば、修行者は、何度も<今・ここ>に戻って来ることができる。
心の性質とは、それが、さまざまに変化する事である;
ある時は妄想心、ある時は欲心、ある時は淫欲心、ある時は法を疑い、ある時は昏沈、ある時は焦燥、ある時は覚照力(明覚)が弱くなる。
修行者は、常に<今・ここ>において身・心を観照する事ができるように工夫しなければならない。
また心が、<今・ここ>から離れた時は、焦燥してはならないーーというのも、心はコントロールできないもの(無我なるもの)であるが故に。
修行者の任務は、常に<今・ここ>に留まる事ーーその時、実相(修慧の刹那)は、それに伴って顕現する。この種の修行には、気力・根気が必要である。
(4‐6につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>