南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「身念処」2-6

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

精進、正念、正知の三者は、身・心の観照の時、同時に運用する。

もし、正念が強すぎる時、正知は弱くなる為、修行者はこの点に注意を払わなければならない。

この種の洞察力は、覚察力(=察知力)と言い、この覚察力が、上記の三者のバランスが崩れているのを観察・察知した時、修行者は、精進、正念、正知という三心をバランスさせねばならない。

修行者に、よりよい覚照力(=覚知力)があって、初めて上記の事ができる。

苦々が生じる時、座っている色身は、痛みの為に姿勢を変える(この種の状況は、ちょうど我々が、社交の場にいて、長く座っていると不快になって姿勢を調整するのと同じである。)

(2-17につづく)

      <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājem>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>