<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
精進、正念、正知の三者は、身・心の観照の時、同時に運用する。
もし、正念が強すぎる時、正知は弱くなる為、修行者はこの点に注意を払わなければならない。
この種の洞察力は、覚察力(=察知力)と言い、この覚察力が、上記の三者のバランスが崩れているのを観察・察知した時、修行者は、精進、正念、正知という三心をバランスさせねばならない。
修行者に、よりよい覚照力(=覚知力)があって、初めて上記の事ができる。
苦々が生じる時、座っている色身は、痛みの為に姿勢を変える(この種の状況は、ちょうど我々が、社交の場にいて、長く座っていると不快になって姿勢を調整するのと同じである。)
(2-17につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājem>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>