南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

般若の独り言~福岡ダンマセンターとクムダ・セヤドー瞑想会

緬甸はヤンゴンにある、モービー僧院の住職様、クムダ・セヤドーが、無事、東京へ戻られたというご報告を、福岡ダンマ・センターから(メールにて)頂きました。

福岡ダンマ・センターで、セヤドーの瞑想会(糸島)が開かれるようになったのは、今年で二年目です。

セヤドーのご温顔を拝し、またセヤドーの法話を聞くことができて、法友の皆様、大いに満足された事と思います。

セヤドーは、5月24日に大分空港から湯布院入りされ、農家民泊で一泊。翌日午後、福岡ダンマ・センターの迎えの車で、久住花公園を経て、糸島入りされました。色々な花が咲き乱れて、一年で一番美しい久住高原を、見学できたのは何よりでした。

私は、福岡ダンマ・センターの会長様、副会長様に要請されて、今年2月よりセンターにて、法話をするようになりました。福岡ダンマ・センターが、パオ森林僧院所属の僧侶、sayalay以外にも、タイの日本人僧侶(プラユキ師、アーチャン・ニャーナラトー等)もご招待して、テーラワーダについて、広く、深く、学ばれるように期待している所です(プラユキ師の瞑想会は、すでに実施されました)。

また、日本の大乗仏教は現状、葬式仏教と揶揄されて、寺院・僧侶と在家信者の双方に、乖離や不信等のよくない関係性が生まれていますが、この現象は、寺院と信者双方にとって、非常に不幸な事だと思います。

私は、テーラワーダ禅宗は、その修行方法において、親和性があると考えており、また、念仏宗原始仏教アーガマ)の焼き直しであるとの見解を持っています(「走出阿弥陀的光環」参照)。

その為、テーラワーダは、日本の大乗仏教と争うのではなくて、日本の大乗の再生に参画するという方向性が望ましいと、思っています(安易な《一乗説》には賛同しない)。

私は日本生まれの台湾人で、日本の社会問題に口を挟む事は控えますが、仏教は四方サンガであり、どこかの国のサンガに問題があった場合は、忌憚なく意見を述べさせて頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。

  <緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>