比庫という訳語について
とおりすがり様へ
とおりすがり様より、
【『親知実見』の翻訳文中に出てくる
<比庫> という訳語は、bhikkhuの音訳か?】
というご質問を頂きました。
パオ・セヤドーの著書の中国語版の翻訳
(英語→北京語。緬甸語→北京語)
を担当している中国人、及び華僑系出家僧侶の方々は、
これまで大乗仏教書の中において、
翻訳時に使用されてきた <比丘> という
語彙は、現代中国語では、biqiu(ビチュ)と
いう発音になってしまい、 正しく bhikkhu <ビク>
という音を表現していない、という理由で、
<比庫>(bikhu) を採用する様に、決めたそうです。
ご指摘の通り、音訳となります。
『親知実見』 翻訳の始めの頃に、<比庫(南伝の男性
出家者bhikkhu)>と、何度か表記しましたので、
ご確認下さい。