<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
「虚妄語(musāvāda)」--「虚妄」とは:
語または身の努力によって、欺瞞に尽力するか、または利益を破壊する者をいう。
欺瞞の目的をもって、身門、語門の中の一門を運用して、邪思(心)によって身・語の努力を生起せしめて、他人を欺瞞するものを「虚妄」と言う。
「放逸の原因となる穀物酒、果実酒(と)酒類(surāmerayamajjapamādaṭṭhāna):このうちにおいて、「穀物酒(surā)」ーーには、五種類の穀物酒がある:澱粉酒、餅酒、米酒、酵母を加えた酒、及び(新鮮な芥子などが)混合された酒。
「果実酒(meraya)」--五種類ある:
花酒、果実酒、糖酒(=砂糖酒)、(葡萄)甘酒、及び(新鮮な調味料などを入れた酒)。
「酒類(majja)」ーー前に述べた二種類の酒をさすが、(飲めば)酔うであろうから、その意味で酒類と言う;
または、その他の、如何なるものであっても、飲めば酔うもの、狂うもの、放逸になるもの、これらを酒類と言う。
「放逸の原因」--すべて、思(心)をもって飲む、その(酒を)飲みこむ、当該の思でもって、酩酊に至る、放逸の原因になる、などを放逸の原因と言う。
飲む、飲み込むという目的をもって、身門を運用して、思でもって、穀物酒、果実酒、酒類(+を飲み、飲み込み)、放逸の原因となる穀物酒、種類、果実酒、と酒類を、飲み、飲む込む事。
以上は、殺生から始まって、知るべき選択の説明でる。(中略)
(5-1につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>