般若の独り言~飲酒の破戒
南伝仏教(テーラワーダ)の戒律は厳しく、沙弥(サーマネン)も比丘もサヤレーも、飲酒は厳禁です。
ただ、【では、病気の為に、養〇酒を飲むのも、ダメなのですか?】
とよく質問されます。
以前、某尊者が<養〇酒でもダメ>と解説するのを聞いたことがあり、その為、私も、その様に説明した事があるのですが、
《教海覚舟》(中国語版)P48に
【病気の治療のために、アルコールに混ぜて作成された薬剤を飲むのは、たとえお酒の味がする場合であっても、放逸に泥酔するのでなければ、戒律違反ではない】
とあります。ご参考まで。
追記:テーラワーダの戒律は、比丘尊者の方々はお詳しいと思いますが、ミャンマーとタイでは解釈が微妙に異なっていたりして、正確に説明するのが難しい場合があります。疑義のある場合、各々でご研究されてみて下さい。