般若の独り言~大根糕(大根餅)
もうすぐ2020年ですね。
と言っても、齢70の老サヤレーには、特段<お正月>というものは来ないですが・・・今夏に仏教書翻訳終了宣言をした為、今年の年末はゆったりしていて、お世話になった近所の方に何か作って差し上げようと思い・・・大根糕を作ってみました。
大根糕は、台湾人が好むおやつで、子供の時、年末になると父が、大量の大根を買って来て大根おろしにし、それを自分の家の石臼で引いた餅粉(米粉?)と混ぜて蒸し上げたものを、神戸の親戚に配って歩いたものです(しょうゆ味の豚肉、椎茸なども入る)。
今回は『家庭で作る中国点心』(昭和55年発行)と、私の子供の時のおぼろげな記憶を頼りに、上新粉・白玉粉と大根、ベーコンを合わせ、竹製の蒸籠で蒸し上げました。
蒸籠は、10年前、台北に住む従兄弟に車を出して貰って、竹製品専門店で買ったものですが、大根糕を流し込んだ笊と蒸籠の大きさがマッチして、糕作りに大活躍してくれました。
注=上記の文章、<大根餅>と書きたい所、<大根糕>としましたのは、実は<餅>は、中国語では、ビスケットの事。もち米また上新粉を使った餅は、中国語では糕と呼びます。
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>