下の写真は、
『摂阿毘達摩義論表解』
(副題=Abhidammatthasaṅgaha‐vitthāra)
写真が暗く、見にくくて、すみません(フラッシュを焚けばよかったですね)。
出版者は台湾法雨道場、非常なる大型本、<21*30*2.5cm=1kg近く>あります(あっ、T君、4kgだ なんて言ってすみません。間違えました)。
全編これ表か絵図になっていて、文章は少な目、漢文が得意な人なら、解読できるかも知れません。又章の末尾毎にテスト部分もあって、それに答えている内に、相当の知識が付きそうです(正解するには、相当高度の知識が必要、の様です)。
編者は、明法比丘(Bhikkhu Metta)。
20年前、緬甸モーラミャインのパオ森林僧院本山の図書館で、この人が編集した中国語の仏教雑誌を見たことがあり、どの様な方なのかと思っておりましたら、台湾法雨道場の(元)住職さんで、台湾にパオメソッドを紹介した先駆者のお一人でした(心臓病にて急逝、現在の住職さんは明覚大長老)。
<修訂(監修)>を担当の羅慶龍先生(教授)は、現在台湾におけるアビダンマの第一人者で、台湾テーラワーダ法友の間では『アビダンマは羅先生に聞け』が合言葉だそうです。
私も来年か再来年、羅先生の授業を受けてみたいと思っています。
尚、この様な大型本であっても、台湾では、仏教書は無料で配られます(タイ、ミャンマーでも仏教書は基本、無料で配られます)。
仏法は至高の宝、値段をつけて売買するものではない・・・面目躍如です(表紙の下半分に写っている建物は、法雨道場の事務室兼図書館)。
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Paññādhika Sayalay般若精舎>