題は<指導者の見つけ方>ですが、修行の心得のようなものを書いてみます。
まず、自分は緬甸のパオ・メソッドが気に入ったとか、
タイのアチャン・チャー系が気に入ったとか、好きな修行方法を見つけます。
その中で、何人かの指導者に会って、話を聞きます。
そして、その中から気に入った指導者を一人選びます。
ここからは、あれやこれや、多くの指導者につかず、一人に絞って下さい。
この人について、理論と実践を、ある程度極めます。
その後に、初めて、複数の指導者につきます。
指導者にも得手不得手があって、なんでもかんでも、一人で完璧に教えられるとは、限らないからです。
最初の指導者で欠けていた部分を、複数の指導者から学びます(同じダンマの説明でも、紙の表面をみて説明する人と、裏面を見て説明する人とでは、説明の仕方が180度異なる場合があります。二つの異なる宗派かと思うくらい違います。自分が悟ると、あれは一枚の紙の裏表だったのだな、と分かります。)
自分が初心者、よちよち歩きの時に、指導者をとっかえひっかえしてしまうと、頭がぐらぐらして、心が落ち着きません。先に一人について、後に複数につくのが良いです。
どんなときにも盲従しないように。
指導者の助言に、聞く耳を持たない、頑固なのはよくないですが、己のリアリティーを大切に。修行も中道・中庸が大事です。
<緬甸パオ森林寺院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>