南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(3-7)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

”比丘たちよ。

苦集聖諦とは何か?

無明の縁によりて行あり、

行の縁ありて識あり、

識の縁ありて名色あり、

名色の縁ありて六処あり、

六処の縁ありて触あり、

触の縁ありて受あり、

受の縁ありて愛あり、

愛の縁ありて取あり、

取の縁ありて有あり、

有の縁ありて生あり、

生の縁ありて老、死、愁、苦、憂、悩が生起する。

このように苦蘊の全体が生起する。”(パーリ語巻末a-原文P5)

まさに、仏陀が《楼閣經》の中で述べた如くに。

”比丘たちよ。

ある人がこの様に言う:

’私は苦集聖諦を如実に証悟しなくても・・・完全に苦から離れることができる。’

この様な事は決して起こり得ない!”

(3-8につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著 (原題「証悟涅槃的唯一之道」) 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>