<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
仏陀は《有愛經》(Atthirāga Sutta)の中において、識が如何にして、四食の方式によって、住立するのかを、説明している:
”比丘たちよ。
食を掴む(kabaḷīkāre-āhāre)、
食に触する(phasse āhāre)、
意思を食する(manosañcetanāya āhāre)、
識を食する(viññāṇe āhāre)(+その時)、
貪あり(atthi rāgo)、
喜あり(atthi nandī)、
愛あり(atthi taṇhā)・・・(これらは皆、貪の異名である~lobhasseva nāmāni)、
識(行作識~abhisaṅkhāra-viññāṇaṃ)はすなわち、そこにおいて住立し(patiṭṭhitaṃ)、成長する(virūḷhaṃ)・・・(業を造(ナ)すのを促す)。”
仏陀は次に、一つひとつの状況について解説する:
”識がどこにおいて住立し、成長しようとも、そこには、名色の下生がある(atthi tattha nāmarūpassa avakkanti)。
名色の下生がある所、そこにおいて、行の増長がある(saṅkhārānaṃ vuddhi)。
そして、行の増長のある所、そこには、未来における、再度の有の生起がある
(āyatiṃ punabbhavābhi-nibbatti)。
未来における、再度の有の生起のある所、そこには未来における生、老、死がある
(āyatiṃ jātijarāmaraṇaṃ)。”
ここにおいて、名色は、過去世の業識が齎す所の五蘊すべて、である事が分かるのである。
(尾註<B>~<K>は、省略します)
(翻訳終了)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>