<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
観の修習の第二段階における八支聖道
ここにおいて、あなたが、観業処の第二段階を修習する過程においてもまた、引き続き、八支聖道を育成しているのである、と言える。
どの様な時であっても、あなたが、究極色法、究極名法および、その因の三相の内の一つを、了知しているのであれば、我々は、あなたにおいて、すでに八支聖道の要素が、生起しているのだ、と言う。
そして、それらの所縁は、色法であり、名法であり、または、ある種の縁起支の無常相、苦相、無我相なのである(+と言う)。
例えば、あなたが、究極色法を無常であると観照している時、この八項目の要素は、色法の無常(rūpa-dhamma)を所縁とするのである。
正語、正業と正命という、三種類の戒行の要素は、実際には、何等の法の無常を、所縁とはしてないものの、しかし、我々は、それらを内包するものと見做す。
というのも、観業処の修習を始める前に、あなたはすでに、五戒、八戒、九戒、十戒、または比丘の 227学処などを、受持したからである。
この様な、八項目の要素とは:
(9-16につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>