南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(9-17)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

第三節 観業処の第三段階

禅修行者は、同様の道理を用いて、八支聖道の八項目の要素が、どの様にして、観の修習の第三段階において生起するのかを、理解することができる。

まさに仏陀が《大念処経・入出息念部分》の中において、説くように:

【[3]彼が ’有身’(atthi kāyo’ti)の念を現起(現象)する のは、ただ智と憶念の為のレベルである(yāvadeva ñāṇamattāya paṭissatimattāya)。】

ここにおいて、仏陀は、禅修行者が、益々高度な観智の禅の修行に、邁進している事に、言及している。

(9-18につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」) 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>