<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
三種類の遍知
出世間八支聖道の生起は、三種類の遍知のなかの、第三番目の遍知(pariññā)ーー断遍知(pahāna pariññā)の最後の段階に、属するものである。
(1)16観智の最初の二種類(名色分別智と縁摂受智)は、三種類の遍知のなかの、最初のグループーー知遍知(ñāta pariññā)を、構成している。
(2)16観智の中の次の二種類(思惟智と生滅随観智)は、三種類の遍知の中の、次のグループーー審察遍知(tīraṇa pariññā)を、構成している。
(3)その他の、残りの2種類、世間と出世間を含む観智は、三遍知の中の三番目のグループーー断遍知(pahāna pariññā)を、構成している。
それは主に、七つの随観によって構成されており、シャーリープトラ尊者は《無礙解道・壊滅随観智広釈》の中において、以下の様に言う:
(10-5につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>