<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
もし、連続して不断に、最初から最後まで約一時間、専注することができているのに、なお、禅相の出現することがないのならば、あなたは、次の段階に進まねばならない:
「私は身行を止めて、入息する」と修習し、
「私は身行を止めて、出息する」と修習する。
もし、この様にしたいのであれば、先に、息が静まる様にと決意しなければならない。
何等の方法でもってしても、息を平静にさせようとしてはならない。というのも、その様にすれば、定力は喪失してしまうからである。
《清浄道論》の中において、息を静かにさせる事の出来る、四種類の要素が述べられているが、それはすなわち、思惟、念慮、作意と観察である。
故に、この段階において必要な事は、息が平静になる様、決意する事であり、その後、引き続き、息において専注すればよい。
この方法で修習すれば、息は更に平静になり、禅相の出現する可能性が強まるのである。
(3-11につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>