<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
上述の順序に従って、逐一識別する。
まるで鏡を使って己自身の顔を見る様に、はっきりと、身体の各部分の存在を透視して、当該の身分(注9)を確認する。
この様に修行していて、もし、あなたの禅定の光が暗くなった時、識別している最中の、(+その対象である所の)身分(=身体部分)もまた、明晰でなくなる。
この時、あなたは、安般念の修習に戻り、定力を第四禅のレベルまで、上げなければならない。
禅定の光が再度輝いて、強くなった時、また32身分(+の観察)に戻る。
毎回、禅定の光が暗くなった時、あなたは、必ずこの様に、修行しなければならない。
あなたが、頭髪から尿まで、順序良く識別する事ができる様になったならば、又は、尿から頭髪まで逆順で識別する事ができる様になったならば、あなたは、透視の智慧でもって、一つひとつの部分を見ることができる様になる。
それらに精通し、熟練するまで、継続して修行する。
(注9)禅修行者は、己自身の身体の各部分を、実際に、透視できていなければならないのであって、決して、想像を通して修行してはならない。もし、禅修行者が見ている所の身分が己の面前に、まるで写真の様に現れる時、それは己自身が想像したものに過ぎず、32身分を真正に透視したのではない。
32身分を透視できない原因は、通常は、定力の深さが足りないからである。禅修行者は、辛抱強く、再度、充分に深い定力を、育成するべきである。焦り、早飲み込みは禁物であり、拙速の者は、大きな利益を失うであろう。
(3-40につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay