Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳~安般念の修持法-5(本雅難陀尊者シリーズ2)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

2、五禅支 Five Jhāna Factors

2.1 五禅支の調べ方 

How to Discern the Five Jhāna Factors?

①禅修行者は、先に、呼吸を知る様に修習する(五分間)。

その後に「私は禅相を知る事を保持する」と決意(作意)する。

②禅相を知る事を保持する(一時間前後)。

その後、内心で以下の様に決意(作意)する:

「私は意門(有分透明界)の禅相及び五禅支を調べる」。

③注意力を意門に移し、意門(有分透明界)の禅相及び五禅支を(同時に)調べる。

④五禅支を調べる時、意門にある禅相の各々の禅師の感覚を判別する決意(作意)をする。

2.2 五禅支の定義

尋=心をして似相に投入せしめる。

伺=心をして似相に投入しつづけせしめる。

喜=似相を好む。

楽=似相の安楽を体験する。

一境性=似相への一心の専注。

上述が、五禅支の定義である。五禅支は見るものではなくて、感じ取るものである。

五禅支は、我々の専注の目標ではなく、それぞれが心所であり、心所は感じ取るものである。

(6につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい(←なぜか赤色??)。

<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>