南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

本雅難陀禅師アメリカ法話第一集-9(7/82)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

▲意門転向心は「捨受」であり、嬉しいとか、嬉しくないとかの(+作用は)なく、ご飯を食べるという事に、意識が向いたばかりの時を言う。

速行心が、嬉しいという、悦の受になる。

一刹那心毎の「受」は心王であり、その他の相応名法(受以外の心心所法)は心所であり、それを一緒にして、生・滅の無常・苦・無我を練習するのを、『受念処』という。

▲触心所とは、心念が目標に接触する事を言う;思心所は、心を助けて目標を取るのを言う。

「触」と「思」の心所を心王として、その他の相応名法を心所として、同時に、その生・滅、無常・苦・無我を練習するのは、『法念処』と言う。

四念処とは、煩悩から解脱したいと思うならば、修行しなければならないものであるが、それは、一般的な言い方で説明されるものではなく、真正なる究極法を目標とするものである。

(10につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>