<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
《四種類の時節色聚》
1、時節生純八法聚
(utuja suddhaṭṭhaka kalāpa):
八種類の色法がある。
すなわち、八不離色である。これは真実色法である。
2、時節生声(=音)九法聚
(utuja sadda navaka kalāpa):
九種類の色法がある。
すなわち、八不離色に声(=音)を足したものである。これもまた真実色法である。
3、色軽快性11法聚:
11種類の色法がある。
すなわち、八不離色に色軽快性、色柔軟性、色適業性を加えたものである。これは非真実色法を含む色聚である。
4、声(=音)色軽快性12法聚
(sadda lahutā dvidasaka kalāpa):
12種類の色法がある。
すなわち、八不離色に声(=音)、色軽快性、色柔軟性と色適業性を足したものである。これは、非真実色法を含む色聚である。
四種類の時節生色聚の中において、一番目と二番目の二種類の色聚は、真実色法であり、観禅の目標(法所縁)とする事ができる。
一番目の色法ーー時節生純八法聚は、六門及び多くの 42身体部分に存在する。
二番目の色聚ーー時節生声(=音)九法聚は、胃の中の音、及びその他の類する音の事を言う。
この二種類の色聚は、内在、外在、識有り、識なしが存在する。
三番目と四番目の色聚は、色軽快、色柔軟、色適業などの、非真実色聚が含まれており、この非真実色法は、観禅の修習の目標にはなり得ない。
ただ、真実色法のみが、観禅の修習の目標となる。
しかし、名色分別智の段階において、色法を修習する時、上に述べた修習は、実践されなければならない。
もし、非真実色法を取り去るならば、その修法は、一番目と二番目の、二種類の色法の修行の仕方と同じになる。
また、この二種類の色法は内在する、または外在する有識の衆生の中に存在し、外在する無識の所縁の中には存在しない。
《二種類の食生色聚》
1、食生純八法聚。
2、色軽快性11法聚:11種類の色法がある。すなわち、八不離色に色軽快性、色柔軟性と色適業性を足したものである。
この二種類の色聚は、すべての六門及び多数の 42身体部分に出現する。
一番目の色聚は真実色法であり、二番目は非真実色法が含まれる。この二種類の色聚は、有情の体内にのみ存在する。
(7‐20につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版 中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>