南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『禅修指南』8-10

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

《14個の不善心所》

14個の不善心所とは:

四個の遍一切不善心心所、三個の貪因心所、四個の瞋因心所、二個の有行心所、一個の痴因心所である。

四個の遍一切不善心心所

1、痴(moha):

又の名を無明と言う。

所縁の真実の本質を知らない事;錯誤。

2、無慙(ahirika):

悪行(duccaraita)及び貪、瞋、痴等の不善法に対して、恥を知らない事。

3、無愧(anottappa):

悪行及び貪、瞋、痴等の不善法に対して、怖れを知らない事。

4、掉挙(uddhacca):

心の散乱、平静でない事、所縁において停止できない事。

三個の貪因心所

5、邪見(diṭṭhi):

所縁を常、楽、我、浄(美)であると信じる事:

邪なる信(間違った信仰)。

7、我慢(māna):

心が自大で、傲慢で、突出したがる事。

(8-11につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版  中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>