翻訳『禅修指南』8-10
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
《14個の不善心所》
14個の不善心所とは:
四個の遍一切不善心心所、三個の貪因心所、四個の瞋因心所、二個の有行心所、一個の痴因心所である。
四個の遍一切不善心心所
1、痴(moha):
又の名を無明と言う。
所縁の真実の本質を知らない事;錯誤。
2、無慙(ahirika):
悪行(duccaraita)及び貪、瞋、痴等の不善法に対して、恥を知らない事。
3、無愧(anottappa):
悪行及び貪、瞋、痴等の不善法に対して、怖れを知らない事。
4、掉挙(uddhacca):
心の散乱、平静でない事、所縁において停止できない事。
三個の貪因心所
5、邪見(diṭṭhi):
所縁を常、楽、我、浄(美)であると信じる事:
邪なる信(間違った信仰)。
7、我慢(māna):
心が自大で、傲慢で、突出したがる事。
(8-11につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版 中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>