<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
呼吸身を観照した後、彼は以下の様に思惟しなければならない:
「呼吸身は、何に依存して生起するのか?」
彼は、呼吸身が依処に依存して生起するのを発見するであろう。
依処とは何か?
《アビダンマ蔵》によると、依処には六種類ある。すなわち眼処、耳処、鼻処、舌処、身処と心所依処である。
そして、經による教導では、依処とは所生身を指すのだと言う。
所生身は、四種類の色法が含まれている:
(一)業生色:業力によって生じる色法。
(二)心生色:心によって生じる色法。
(三)時節生色:火界によって生じる色法。
(四)食生色:食素(=栄養素)によって生じる色法。
どうして、經と論では、教えが異なっているのであろうか?
というのも、經では、実際の修行の方法を教えており、論は、正確な含意を表明しているのである。
(5-136につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>