南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6‐16

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

10.9 九種類の業生色聚

六処門と42身分を中の色法を識別する時、あなたは九種類の業生色聚を見ることができる:

1、眼十法聚;

2、耳十法聚;

3、鼻十法聚;

4、舌十法聚;

5、身十法聚;

6、女根十法聚;

7、男根十法聚;

8、心色十法聚;

9、命根九法聚。

今世の業生色法は、過去世において造(ナ)した所の業によって生起する;

前世の業生色法は、更に遠くの過去世において造(ナ)した所の業によって生起する;

未来世において生起するであろう業生色法は、今世または過去世において造(ナ)した業によって生起する。

もし、それらがどの様な業、たとえば布施、持戒または禅修によって生じているのかを知りたいのであれば、あなたは、過去世と未来世の名色法を識別することができなければならない。

その様になって初めて、あなたは己自身によって体験し、明瞭にすることができる。

これらは、後に「縁摂受智」の段階において学習するものである。

現段階では、あなたはこれらの色法が、業によって生じたものである事を受け入れる事が出来ればよいだけである。

上に述べた業生色、心生色、時節生色と食生色はみな真実色法であり、それらは、あなたが観禅の修習をする時に、観智によって無常・苦・無我の目標として観照されるべきものである。

これ以外に、時には、非真実色法と心生、時節生及び食生の色法がまじりあっている事がある。以下の文は、その説明である。

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(1-17につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等ほぼ原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html

<中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>