南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『親知実見』#27-16

系統的に第五法を修習した後に、第一法を修習する事は、大きな困難を伴わないであろう。故に、我々は、第一法を教導する前に、先に第五法を教導する。

時間が豊富で、かつ更に一歩進んで修行したいという修行者に対しては、我々は、五種類すべての方法を教導する。

仏陀は、法を聞く者の根性(資質)に合わせて縁起(を知見する修行)を指導したが、しかし、内の一種類でも、涅槃を証悟するには充分に足りる。

たとえ状況はこの様ではあっても、第一法が上座部仏教において、非常に普遍的であるが故に、我々は、第一法と第五法の二者を教導するのである。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>