系統的に第五法を修習した後に、第一法を修習する事は、大きな困難を伴わないであろう。故に、我々は、第一法を教導する前に、先に第五法を教導する。
時間が豊富で、かつ更に一歩進んで修行したいという修行者に対しては、我々は、五種類すべての方法を教導する。
仏陀は、法を聞く者の根性(資質)に合わせて縁起(を知見する修行)を指導したが、しかし、内の一種類でも、涅槃を証悟するには充分に足りる。
たとえ状況はこの様ではあっても、第一法が上座部仏教において、非常に普遍的であるが故に、我々は、第一法と第五法の二者を教導するのである。
<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>