ゴータマ仏陀は以下の様に言う:
世間には、二種類の、めったに出会う事のできない人がいる。
一番目は、恩義を知る人。
二番目は、衆生の幸福の為に活動する人。
仏陀が成道した後、彼が感謝しなければならない人々、恩義を感じる人々に、報いなければならない、と思索した。善者の感恩の心は、非常に強いものである。
彼は、彼が未だ仏になる前、Uddakaから、無所有処無色禅を学んだが、しかし、後になって、それは究極的な解脱の法ではない、と思い、それを放棄した。
後に、また、Alaraから、非想非非想処無色禅を学んだが、同じく、これは煩悩から解脱する法ではない、と気がつき、これもまた放棄したのである。
その為、彼は、一人で菩提樹の木の下に座り、己自身の智慧を通して、正等正覚仏陀を証したのである。
(3-138につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<文責:緬甸パオ森林寺院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>