正等正覚仏陀とチェーパカ仏(辟支仏)は同じではない。
正等正覚仏陀は、必ず、己自身の智慧と精進でもって、仏果を証得しなければならないし、また、同時に、衆生に対して、己自身が証道した所の、四聖諦を説明できなければならない。
チェーパカ仏もまた同じく、己自身の智慧と精進でもって、仏果を証するのではあるが、しかし、衆生に向かって、四聖諦を説明する能力に欠ける。
一般的な阿羅漢については、例えば、シャーリプトラ尊者阿羅漢は、仏法を聞いて後に初めて、聖者になる事ができる。
とは言え、阿羅漢弟子は、その他の人々に、四聖諦を開示・説法する事は出来る。
(3-139につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>