南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(8-1)(私家版)

出家の始め

自覚者(己一人で悟りし者)、

世尊、円満者に礼拝!

我々の正自覚者は、一切の天神と人類等、世間的衆生の幸福の為に、エサーカ(esākha<ママ>、五月)の満月の日に証悟し、五種類の魔(māra、心の雑染)に打ち勝った。

証悟の後の第8週、仏陀は、アーサーラ(Āsāḷha、七月)の満月の日に、バーラーナシー(Bārāṇasī)の鹿野苑に来て、己自身が、四個の不可数劫(一個の不可数劫は10140年)と10万大劫を経て、最終的、徹底的に悟った所の、深くて広い法を、衆生に教導した。

(8-2につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>