南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(6-86)(私家版)

もう一つ例を挙げる。

あなたは、今、まさにお経を聞いている、とする。

その時、疑が生じる。

その時の名法は、いくつあるか?

我々は、それを研究してみようと思う。

「心王」は、「捨具疑相応」で、疑根心である。

「触、受、想、思、一境性、名命根、作意」の7個の遍一切心心所は、必ず生起する。

それに6個の雑の内の「尋・伺・精進」の三個の心所を加える「勝解」を減らす。というのも、それは確定することができないが故に;「喜」も減らす、というのも「捨具」であるが故に、喜に欠ける為。

(6-87につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>