翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(6-86)(私家版)
もう一つ例を挙げる。
あなたは、今、まさにお経を聞いている、とする。
その時、疑が生じる。
その時の名法は、いくつあるか?
我々は、それを研究してみようと思う。
「心王」は、「捨具疑相応」で、疑根心である。
「触、受、想、思、一境性、名命根、作意」の7個の遍一切心心所は、必ず生起する。
それに6個の雑の内の「尋・伺・精進」の三個の心所を加える「勝解」を減らす。というのも、それは確定することができないが故に;「喜」も減らす、というのも「捨具」であるが故に、喜に欠ける為。
(6-87につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>