南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(18ー16)(私家版)

彼には苦受がないのか?          有る、彼にも苦受はある。          しかし、彼は(情況に応じて)間一発、(己の心を)観ずる作業を始める事が出来た。                  (己に衝撃してきた)触によって生起した受は無常であると観ずる事ができた。。。         彼は前に向かって歩きながら、無常、無常と観じていたのである。           聖者の反応は、我々凡夫とは異なっている。。。                   凡夫は「我相」(私はどうであるか)「他人相」(他人はどうであるか)に執着するのである。