Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

第三の道

近日は、広末涼子さんが、紙面(WEB)を賑わせています。。。。。。                記事が出た最初の頃は、広末さんへのパッシングがすごかったですが、いまは    【人間だもの不倫くらいするのは仕方がない】……何でしょうね、この変化。         ゴータマ仏陀の定めた戒律…………                       在家の5戒(男女共)、               出家の5戒、又はそれ以上(サヤレー)。          比丘は、227戒。                             その中の一項は、不邪淫です。        在家なら浮気、不倫は御法度。       出家なら、一瞬でも異性に触れるのは、御法度。。。。。。                                          厳しすぎます?非人間的?        誠の仏教者の目指す目標は、目も眩む様な高み、悟りの道、です。。。。。。             恋する5秒前に、軽い禅定に入ってみて下さい。恋人の胃や腸や膀胱、それぞれの内容物が、透けて見えます(32身分の観察)。。。                恋心、吹っ飛びます。。。          もう少し禅定を続けてみましょう。。    心眼で、恋人の、頭の先、鼻の先から、身体が徐々に消えていくのが、見えます。。               恋どころではありません(初歩的な16観智の一)。                聖者阿羅漢になったなら、目の前にいる恋人は、刹那に生・滅しているのが、観察できます(究極の観智)。。。。                                    さて、誰に愛を囁いていいのやら。。。。        (実は、愛を囁く阿羅漢自身も、刹那生・滅しているのですから、囁くタイミングが超絶、難しそうではあります。)                  不倫は yes か no かのニ者選択?       いえいえ、仏の智慧で敷かれた、第三の道がありますよ。。。             追加:戒律順守は、あくまで手段。戒律を守り、心を落ち着かせて、結果、禪定に入り易くサポートする為のもの。ただ、手段だからと言って、戒律違反しても良い、という事にはならないのが、南伝仏教原始仏教)の厳しいところ。