南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(25ー3)(私家版)

浄色を通して、心路過程において生じた心と心所は、その目標を縁として取ることになる。また、浄色を通して、目標は初めて、心と心所に縁として取られる事になる。もし、眼浄色がないならば、眼門心路過程は生起する事が出来ない。故に、眼浄色は、眼門心路過程における諸々の心の門であり、それを通して、目かわ、色彩を識知する事が出来るのである。その他の根門の浄色とそれぞれの目標は、推して知るべし、である。例えば、耳浄色は、音声を縁に取る事によって、初めて、耳門心路過程を生起させる事ができる、のである。