1.門:パーリ語では「Dvāra」と言う。心と所縁の境が交流する様の比喩として用いられる。所縁が門を通る事によって初めて、心は眼門心路過程を生起させる事が出来る。例えば、人が部屋に入ろうとしている時、必ず門を通る必要があるのと同じである。門を通過して、心と心所は目標に接触する事が出来、目標も又、心と心所に顕現することができる。例えば、先程述べた眼門であるが、色所縁が眼浄色に衝撃して初めて、眼門心路過程は生起する事ができる。眼門を通して心と心所は、ようやく色所縁に接触する事ができるのである。門は合計6種ある:眼門、耳門、鼻門、舌門、身門、意門である。