ただ彼はその時、その場では、死ななかった。仏陀の二人の上席弟子のシャーリプトラ尊者とモッガラーナ尊者は、般涅槃する時必ず、先に、仏陀に許しを請わねばならない。そうしなければ、涅槃に入れない。故に、モッガラーナ尊者は、身体の骨が粉々になる程打ち砕かれても、死ぬ事はなかった。500人の強盗が去るのを待っている間に、モッガラーナ尊者が攻撃された原因となった悪業も終焉した為、再び神通が使える様になったのである。。。。。。。 彼は己の、バラバラになった身体を再度組み合わせて、仏陀の元に飛んで行き、仏陀の許可を得て、般涅槃した。。。。。。。。 般涅槃は、往生するとは限らない。。。。。 往生すれば、出生がある。。。。 阿羅漢は、再度生まれる事はない。。。。。。 モッガラーナ尊者は神通第一であったが、悪業を避ける事はできなかった。その時既に阿羅漢になってはいたが、やはり無尽業は受けなければならない。。。。。。。 一体、どの様な悪業が、彼をして、この様な果報を齎す事になったのか?