南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(40ー10)(私家版)

ただ彼はその時、その場では、死ななかった。仏陀の二人の上席弟子のシャーリプトラ尊者とモッガラーナ尊者は、般涅槃する時必ず、先に、仏陀に許しを請わねばならない。そうしなければ、涅槃に入れない。故に、モッガラーナ尊者は、身体の骨が粉々になる程打ち砕かれても、死ぬ事はなかった。500人の強盗が去るのを待っている間に、モッガラーナ尊者が攻撃された原因となった悪業も終焉した為、再び神通が使える様になったのである。。。。。。。              彼は己の、バラバラになった身体を再度組み合わせて、仏陀の元に飛んで行き、仏陀の許可を得て、般涅槃した。。。。。。。。            般涅槃は、往生するとは限らない。。。。。                 往生すれば、出生がある。。。。        阿羅漢は、再度生まれる事はない。。。。。。                    モッガラーナ尊者は神通第一であったが、悪業を避ける事はできなかった。その時既に阿羅漢になってはいたが、やはり無尽業は受けなければならない。。。。。。。              一体、どの様な悪業が、彼をして、この様な果報を齎す事になったのか?