4.果定安止心路 ソータパンナ聖者が、涅槃の寂静を体験する時、ソータパンナ果定にはいる。果定に入った後、行法の無常、苦、無我を観察しなければならない。その後に、果定心路過程が生起する。ソータパンナ果定の心路過程とはーー有分波動、有分断、意門転向、遍作、近行、随順であり、それらはすべて行法の無常、苦、無我の内の一つを所縁として取るものである。次に生起するのは「浄化」で、最早、種姓とは呼ばない。というのも、既に凡夫の種姓を斬り断じているからである。浄化された心は、涅槃を所縁として取る。その後、果心、果心、果心、果心……が生じる。聖者が、果定にどれくらいの時間入っているか、その間、ソータパンナ果心は生起し続ける。彼が果定から出た後、心は、有分に落ち込む。