南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(47ー5)(私家版)

帝釈天は、33天に帰って来ると、花園に行った。。。。。              花園には、多くの仙女が歌を歌い舞を舞い、欲楽を嬉しんでいたので、帝釈天もまた一緒に楽しんだ。。。。           この時、モッガラーナ尊者が突然現れ、帝釈天は、少しバツが悪く感じた。と言うのも、先程仏陀の説法を聞いたばかりなのに、戻ってすぐに享楽を楽しんでいるが故に。。。。。モッガラーナ尊者は、彼に、先程聞いたばかりの、仏陀の説法に関する法義を尋ねたが、帝釈天はどの様に頑張っても、思い出す事ができず、とても恥ずかしい思いをした。。。。。               この小話は、あまりに享楽に耽溺しすぎると、頭がぼんやりして、修行ができなくなる事を物語っているものである。