翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(84-8/9)(300/360)(私家版)
(2)精進成就(精進神足):4個の特徴がある。皮があり、骨があり、腱があるならば、たとえ血と肉が乾いても、努力を放棄する事がない。これを精進神足と言う。菩薩が未だ成道する前、菩提樹の下で座って禅定に入った時、願をかけた。「私の皮、私の腱、私の骨があるならば、血と肉が乾いても、私は仏果を証するまで、この宝座から降りる事はない。」最後に彼は目標に到達して仏果を証し、精進神足を円満成就した。この様に、四神足の力は非常に強いのである。Sona比丘は非常に裕福な家庭に生まれた。しかし、彼は仏法に出会った後、すぐに出家した。出家の後、彼は修行に励んた。夜になると、座禅をすると眠ってしまうのを恐れて、徹夜で歩行禅をした。彼の皮膚は非常に繊細であった為、夜更けまで歩いた後は、足の裏に血が流れたが、彼は修行を放棄することなく、這って修行した。行、住、坐、臥、這う、どの様な姿勢でも観照はできる。彼が這っている時、一人の猟師が彼を1匹の動物だと思い、矢で射た。矢は彼の背中から胸を貫いたが、彼は修行を放棄する事はなかった。もし、我々に精進神足があるならば、非常に快速に解脱する事ができる。