★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(30-1)(私家版)
【入村行儀】 僧人は、寺院を離れて、村や町に入る時、24カ条の行儀を遵守しなければならない。その中のニカ条、如何にして衣を着るかと言う行儀は既に述べたが、その他の22カ条は、以下の通りである。。。。。。。 1.” Susamvuto antraghare gamissāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ 私は俗人の家、俗人の間に行く時は、己の行動をよく守る事 ‘ を学ばなければならない。 ” …………………………………………………… ” よく守る” とは、歩く時、歩調は均一に秩序を保つ事。手を振ったり、腕を振ったりしない。走らない、飛ばない。歩く時は平静で、安らかである事。僧人は、バイクに乗る事、車の運転をする事は控えるべきである。この事は破戒ではないものの、(その様にすれば)平静さ、安らかさのある威儀を保てない為である。