Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(41-1)(私家版)

【いにしえの毎日の日課】             善男子が信心(強い決意)の基に、教法(サンガ)に入るならば、明るくなる前に起きて、歯を磨き、寺院のあちこち、歩道等を清掃する。水瓷に水を満たした後、静かな処へ行って端座する。戒の徳を三個の時辰(現代の時間では72分)省みる。(集合を知らせる)鐘の音が聞こえたならば、立ち上がって仏塔に行き、“Satam hatthī satam assā“(注1)と省みる。同時に、必要な義務を履行し、仏塔に供養、供奉する。仏陀の九種の徳行を省みる。例えば、“Iti‘pisobhagavā……“。座具を準備し、仏に心より礼拝する。皆と共に規定の時間(いにしえでは、影の位置によって時間を確認した)に立つ。仏暦(仏陀が般涅槃して後)の正確な日時を調べ・確認し、以下の偈頌を省み、思考する。。。。