Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵日記>小保方さんの事

ノーベル賞もの!!と騒がれた STAP 細胞の小保方さん、今はとんでもない事に・・・。

過日、私は九州大学は印度哲学の準教の先生と、ちょっとしたメールのやり取りをしました。

私は、中国語で書かれた仏教書を日本語に翻訳するのをライフワークにしているのですが、これらの仏教書には、夥しいほどの仏典の引用文が出てくるのです。

これを、いちいち、主語は何、動詞は何、と読み分けて、それから格調高い典雅な日本語に翻訳するのはとても骨が折れるので、インターネットに載っている、昔の誰かが翻訳した文章をコピペしてよいか?と訊ねたものです。

先生は「その文章の筆者に連絡を取って、コピペさせてもらう許可を貰い、その上で貴女の翻訳文に必ず<誰それの文章を、どこそこからコピペしました>と明記しなさい。そうしないと貴女は盗作した事になりますよ」と教えてくれました。

また、私が放送大学で「現代台湾の仏教的新潮流」という卒論を書いた時も、指導教官は「引用した文章の出典を明記しなさい」と口を酸っぱくして教えてくれたものです(九州大学文化人類学を教えたあと、退官後、放送大学本部に異動してきた江淵教授。主婦に毛の生えたくらいの知識しかない私でも、論文が書けるよう丁寧に指導してくれました。湯布院に引っ越してきたので、柳川在住の先生をお尋ねしようとした矢先、急逝されたようで、とても残念です)。

小保方さん、どうしたのでしょうか?博士論文を書くほどの才女なのに・・・。STAP 細胞の事は分かりませんが、論文を書く姿勢、彼女、相当におかしいと言わねばなりません。

しかし、こういうごたごたがあっても、小保方さんには頑張って欲しいですね。STAP細胞が本当なら、角膜や、失った耳たぶとか爪とかが、簡単に再生できる訳ですものね。全身サイボーグというのはどうかと思いますが、肝硬変なんか治療できたらいいですよね(友人が肝硬変から肝がんになって亡くなったから)。

最後に。

小保方さんの割烹着姿、多くの人が褒めていたみたいですが、私は嫌でしたね。<家事の延長で高度な研究もやってます>というようなノリ、というかパフォーマンスですよね、これ。

まぁ、本当にノーベル賞を取れば、<割烹着の才女!>と言って、私も兜を脱いだでしょうから、事件が起きてから言うのはイチャモン、後だしじゃんけん、ですけどね。

追補:上記文章で、<小保方さんには頑張って欲しい>と書きました。が、先ほどインターネットを見ると、これはねつ造事件であって、論文の書き方ミスの問題ではないようです。TV を見ていないのでよく分かりませんが、30歳でノーベル賞に匹敵する発見をするなんて、余り現実性がないような気もします。ねつ造事件だとすると、小保方さん始め、理研関係者は立ち直れないでしょう。