2014-10-05 是誰庵日記>ヨッコラショ考 医療・病気 先日、市の温泉施設(温泉館)で、水着に着替えて、椅子から立ち上がる時に、私、「ヨッコラショ」と声を上げました。 すると、隣にいたおばぁさんが「貴女のような細身の人でも、立ち居振る舞いで『ヨッコラショ』って言うのねぇ」と、ちょっと驚いていました。 最近、<老人も若々しく生きよう!>という事で、「もう年だ」とか「ヨッコラショ」とか、年齢を思わせる言葉が禁句になりつつあります。 しかし、年を取ると、若い時に出きた事が、だんだん出来なくなることも事実。 「年をとっても、若い頃と同じに、なんでもできる」のが本当ならおめでたい話だけれど、そうでないなら、現実を受け入れる態度も必要ではないでしょうか? 前述の「ヨッコラショ」ですが、椅子から立ち上がる時など、息を詰めるより吐いた方が、身体が柔らかくなり、動作がしやすいのです。 「ヨッコラショ」は、筋力が衰え、身体が硬くなりやすい老人が発する発声法としては秀逸だと思います。 マスコミや医師の意見に盲目的に従わないで、自分自身の心と身体をよく観察してください。 ちなみに、ジェットコースターに乗って怖い時、<キャッ~!>と叫ぶのは、無意識にまたは意識的に、大きく息を吐いているのです。こうする事によって身体がリラックスして、恐怖から(多少とも)解放されるからです。 人は、息と心と身体の関係性を、もっと知る必要があると思います。