2016-02-15 「四煩悩を断つ」(「断除四煩悩」翻訳文)-3 自分と考え方が異なる人に対して、我々は寛容な心で対応するのがよい。 簡単に言うと、見方や意見が自分と異なるからといって、相手が 必ずしも間違っているとは言えない。我々がまず学ばなければならない のは、仏ではなくて、我慢(=忍耐)、寛恕、寛容である。 この種の基本的修養さえも持たないのであれば、仏を学ぶとか、 解脱とか、慈悲とかをいっても虚しく、ましてや「清浄心」など 論じるに及ばない。 かくて、我見は必ず捨てなければならない。 (台湾高雄文殊講堂 慧律法師著 翻訳文責 Pañña-adhika sayalay)