翻訳していますが、<註>は割愛させて
いただいています。
その<註>に、参考になるものがありました
ので、下記に翻訳して、ご紹介します。
★想(saññā)は、多くの人々が理解している
ような、「記憶」という意味ではない。
たとえば、誰かが歌を一首覚えているなどと
いうのではなく、そのような理解は、
(+意味の取り方が)狭すぎる。
「想」とは「意識」のことで、人を、無意識
である死人や、熟睡している人と分けるもの
であり、また、この文字は単に「知覚」を
指していることもある。
無意識の人または熟睡する人は、意識または
知覚を持たないものである。
パーリ経典の「想」には、このような特殊な
意味があり、パーリ経典の五蘊の中の
「想蘊」(saññā khandha)とは、
意味が異なる。
「想蘊」は、「記憶」か、または「回想」
を指す。
以上。。
(言葉の定義に拘りすぎるのもどうかと
思いますが、拘らないと正しい翻訳が
できない。痛し痒し・・・でしょうか)
<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>