Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

「南伝仏教キホンのキ」(翻訳文)1-3

仏教は、西漢末期から中国漢地に伝来し、伝来してから2000年の歴史がある。仏教はすでに、中国の伝統的な文化の、分ける事のできない、重要な一部分となっている。

しかしながら、中国人の中で、どれほどの人が、仏教とは何かを、説明できるだろうか?

どれほどの人が、仏陀の根本的な教法はどのようなものであるかを、説明できるであろうか?

多くの中国人は、仏教に対する理解が少なすぎるのである!

根本的な仏教と、中国の民衆の知っている仏教には違いがある!

ある種の民衆が、仏教に対して偏見と誤解を有しているため、本書は、南伝上座部仏教の立場から出発して、みなさんが仏教の本来の面目を理解するのを手助けしたいと思う。

当然、本書の中のすべての観点において、正信と智慧を有する北伝大乗の僧侶と在家の弟子は、(+我々と同じく、その観点を)受け入れることができると、確信している。

ただ、後期において、仏教に混じりこんだ人為的な要素と、宗派的な門閥偏見を放擲することができるならば、いわゆる南伝とか北伝、大乗とか小乗とかの風にいわれているものはなく、仏教とは、ただ一種類ーー仏陀の教えそのものなのである!

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(1-4につづく)

★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。

ご協力、よろしくお願いいたします。

<無憂比丘著「南伝仏教キホンのキ」中国語→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>