仏教は、西漢末期から中国漢地に伝来し、伝来してから2000年の歴史がある。仏教はすでに、中国の伝統的な文化の、分ける事のできない、重要な一部分となっている。
しかしながら、中国人の中で、どれほどの人が、仏教とは何かを、説明できるだろうか?
どれほどの人が、仏陀の根本的な教法はどのようなものであるかを、説明できるであろうか?
多くの中国人は、仏教に対する理解が少なすぎるのである!
ある種の民衆が、仏教に対して偏見と誤解を有しているため、本書は、南伝上座部仏教の立場から出発して、みなさんが仏教の本来の面目を理解するのを手助けしたいと思う。
当然、本書の中のすべての観点において、正信と智慧を有する北伝大乗の僧侶と在家の弟子は、(+我々と同じく、その観点を)受け入れることができると、確信している。
ただ、後期において、仏教に混じりこんだ人為的な要素と、宗派的な門閥偏見を放擲することができるならば、いわゆる南伝とか北伝、大乗とか小乗とかの風にいわれているものはなく、仏教とは、ただ一種類ーー仏陀の教えそのものなのである!
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(1-4につづく)
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<無憂比丘著「南伝仏教キホンのキ」中国語→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>