南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

☆「掌中の葉」(翻訳文)1-30

善くて巧みな、定の修習における過程もまた、この通りである:先に、修行者本人に決意と自律心が必要である。というのも、そうであれば、修行が理想的に進まなくても、引き続き修行に取り組むことができるから。

指導者で言えば、修行者に(+修行の)方法を教えるのであれば、修行者がますます修行の目標を好むようにしなければならない。

その後、修行者がその心身において消化できる方式を用いて、定の修行における要領を掌握する方法を教え、定の修習の一つ一つの過程において、修行者が愉快に感じ、喜悦、軽安、楽しさを感じる様にする。

このようにすれば、修行者は、ますます修行が上手になり、定に入ることが、彼の第二の天性なるのである。

◆結論:

(一)正定の最も基本的な因は、五蓋を離れた心である。

(二)上記以外では、愉快、喜悦、軽安と楽しさもまた、定の重要な因である。

(三)あなたがいまだ定を得ない前、以下の二項が有用な指導法則になる:

1.修行に入る前:「私の心は、五蓋を離れているか?」(+と内省する。)

2.修行の最中:「私の心がリラックスしていれば、私の修行は正しい。」(+と確認する)。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(1-31につづく)

★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。

ご協力、よろしくお願いいたします。

<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>