善くて巧みな、定の修習における過程もまた、この通りである:先に、修行者本人に決意と自律心が必要である。というのも、そうであれば、修行が理想的に進まなくても、引き続き修行に取り組むことができるから。
指導者で言えば、修行者に(+修行の)方法を教えるのであれば、修行者がますます修行の目標を好むようにしなければならない。
その後、修行者がその心身において消化できる方式を用いて、定の修行における要領を掌握する方法を教え、定の修習の一つ一つの過程において、修行者が愉快に感じ、喜悦、軽安、楽しさを感じる様にする。
このようにすれば、修行者は、ますます修行が上手になり、定に入ることが、彼の第二の天性なるのである。
◆結論:
(一)正定の最も基本的な因は、五蓋を離れた心である。
(二)上記以外では、愉快、喜悦、軽安と楽しさもまた、定の重要な因である。
(三)あなたがいまだ定を得ない前、以下の二項が有用な指導法則になる:
1.修行に入る前:「私の心は、五蓋を離れているか?」(+と内省する。)
2.修行の最中:「私の心がリラックスしていれば、私の修行は正しい。」(+と確認する)。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(1-31につづく)
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<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>