<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(二)貪/尋行者
形も悪く、色も醜く、一見して嫌悪を感じる住まい。
1、場所は高すぎても、低くすぎてもいけない。
2、よい設備がない。
3、高い崖にある山の洞窟、草ぶきの家、柴の庵。
4、ゴミが散乱し、荒れて、崩壊しかかっている。
5、周囲が荒れていて、雑草が茂り、野獣・猛獣の危険がある。
6、食事を提供する者が、醜悪で、臭くて嫌悪される。
7、食べ物は固く、色が悪く、どのような食べ物であっても、ようやく飢えを満たせる程度あれば、それで良い。
《清浄道論・第三章・第97段》
異なる点:尋行者には、四方が広く空いている住まいは、適切でない。
(三)覚行者
覚行者には、不適切な住まいというのは、ない。
《清浄道論・第三章・第102段》
◆結論:
(一)異なる性行(+の者)は、異なる住まいに住むのが良い。
(二)瞋/信/痴行者には、一目見て人を喜悦させる、快適な住まいが良い。
(三)貪/尋行者には、形も色も悪い、一目見て嫌悪される住まいが良い。
(四)覚行者は、どのような住まいであっても、適切である。(4-16 につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>
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<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>