「身念処」1-30
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
1-3-4 五根(図1-1)
(四念処に用いる場合)
1)信根(信心・確信、信仰・信頼によるコントロール能力):
この段階において、心の力は強くなり、(+修行を)嫌になったり、厭きたりしない。
修行者は、四念処が、真正に、苦を滅する道である事を、深く信じる。
2)進根(精神のコントロール能力):
精進が、心を主宰している状態であり、(+修行者は)修行を怠けない。
3)念根(念住のコントロール能力):
念住は、非常に強くなる。
しかし、座っている姿勢・色身を忘れない事(+が大事である)。
4)定根(専注のコントロール能力と、座っている色身の認知):
四念処の修法において、心が<今・ここ>に安住できる事。
5)慧根(智慧のコントロール能力):
無明を取り除き、心をして、座っている色身の姿勢全体を、認識せしめる。
(1-30につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>