南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」2-6

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

なぜ、これを「《小部》」と呼ぶのか?

諸々の多くの小さな法の蘊(=集まり)の群衆とその住処であるが故に。

群衆とその住処という意味において「部(ニカーヤ)」と言う。

如説(注7):「比丘たちよ。私はその他の一部の類が、このように多元性を有するのを見ない。比丘たちよ。ちょうど、この畜生趣の生き物(注8)のように。」

上記の例は、(仏)教から来ている;

そして、「poṇiki(注9)ニカーヤ、cikkhallikaニカーヤ」など(の例)は、(教の外の)世間に基づいて、述べられている。

(本書においては)これが経蔵に属するものである事を示し、区別し、開示したく、また、《小部》の一部分である「諸々の小さな(聖典)」の意味・意義を開陳したいという目的も有するものである。

(注7)緬甸(ミャンマー)版には「如説(yathāha)はない。

(注8)S.  iii,p152。

(注9)「poṇiki」は、緬甸版では、「poṇika」となっている。

(2-7につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「南伝仏教在家居士須知」改題「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律

ハンドブック」中国語版→日本語訳出翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>