南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「身念処」2-5

     <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

同様の方法で、座る色身、歩く色身など等を観照する。

これらの色身を観照する時、コントロールが不可能な人間について、それを注視するかの如くの態度で実践しなければならない。

色身は、所縁であり、vipassanaは心による作業であり、故に心は、<今・ここ>を保持した時初めて、智慧を啓発する事ができる。

こうした事から、心は、現実の状況(たとえば、心が聞いてる)を観照しなければならず、現実を創造してはならない。

我々は、現前する状況を観照すればそれでよい。心をコントロールしたいという、すべての意図はみな、我々が実相を見たいという願望を表している;

この種の、実相を見たいと言う貪念は、我々をして、中道と<今・ここ>から離れせしめる。

(2-6につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>