<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
二、《小誦経》の註釈ーー10学処の説明
《小誦経》ーー(Khuddhaka-pāṭha)
《闡明勝義》(《小誦経》の註釈書)
1、私は、殺生を離れる学処を受持します。
2、私は、不与取を離れる学処を受持します。
3、私は、非梵行を離れる学処を受持します。
4、私は、虚妄語を離れる学処を受持します。
5、私は、放逸の原因となる穀物酒、果実酒と、酒類(を飲むこと)から離れる学処を受持します。
6、私は、非時食を離れる学処を受持します。
7、私は、舞踏(を見る事)、歌う事、音楽(を聞く事)、演劇(を見る事)から離れる学処を受持します。
8、私は、装飾を理由とする花飾り(+を身に付けたり)、香を振りかけたりする事から離れる学処を受持します。
9、私は、高くて、大きな椅子やベッドから離れる学処を受持します。
10、私は、金銀(金銭)を受け取る事から離れる学処を受持します。
(学処誦の本母)
上記のように(+ある種の人々は)、帰依する事によって(仏の)教えに進入した事を、顕現した。
(教法に)進入した事を示す為に、進入した所の近事男(upāsaka、在家居士)または出家者が真っ先に学ばねばならない学処(sikkhāpada)は、すでに(+上のように)〈学処誦〉として列記された。
次には、当該の本母(mātikā)を解説する。
(4-2につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>