<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
今、我々は、真諦の立場から、物事を分析してみよう。
現象界において、上に述べた如く、色法と心法の二種類があり、前者(色法)は28種類ある。すなわち:
一、四大種。すなわち:
1、地大(個体の元素)
2、水大(凝集する元素、または液体)
3、火大(動く元素)
4、風大(移動の元素)
二、六根。すなわち:
1、眼根
2、耳根
3、鼻根
4、舌根
5、身根
6、意根
三、二種類性別、すなわち:
1、男性
2、女性
四、有形の生命の特質。すなわち、生命力。
五、栄養の物質的特性。すなわち:実用的な食品。
六、四種類の感官の範囲。すなわち:
1、見える色(=物質)
2、声(=音)
3、香
4、味
以上の18種は能生色(jātarūpāni)と言う。
というのも、それらは「生産力」を擁するが故に。
七、一種類の有限、有形の特質:すなわち、空間的要素。
八、二種類のコミュニケーションの方式。すなわち:
1、身体のよる表現
2、言語のよる表現
九、三種類の非物質。すなわち:
1、明るさ
2、柔軟さ
3、適応性
十、四種類の顕著な特徴。すなわち:
1、成(完成)
2、住
3、壊
4、空(無常)
最後の10種類は、無生色(ajātarūpāni)と言うーー物質(色法)を生じる事ができない為に。それらは、「生産力」を擁していない。
(8-1につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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《Vipassanā ハンドブック》(原題 Vipassanā Dipanī)